命巡り

等間隔に並べられた、整然な石達。その間を、花束を抱えて歩いていた。踏みしめる度、大地がささやかに私に語りかける。囁きは空に帰り、風が吹き抜けた。やけに寂しい道筋だ。ある石の周りだけはその寂しさを忘れさせるように、花達が美しく咲いている。私は石の前で足を止めると、花束を添えた。 命とは、その答えを知るために。 「ねぇ、命ってなに?」 無垢な子供が私にそう聞いた時、私は頭を抱えた。命とは何か。その問いに対して、私は明確な答えを持ち合わせていなかったのだ。だから、私はこう言った。 「十年後、また聞いてくれ。その時答えよう」と。 そう答えた次の朝、私はすぐに家を出た。命とは何か、学ばねばならない。そう考えたからだ。まず向かった先は、教会だ。最も身近に思い当たる場所が、そこであったからだ。辿り着いた私はそこに居た神父に対して、すぐさま聞いた。 「神父様、命とは一体何なのでしょうか」 その不躾な質問に対して、神父はゆっくりと瞬きをし、数秒の沈黙の後に口を開いた。 「命とは、神に与えられたものです。我々生きる者達は、それを大切にしなければなりません」
じゃらねっこ
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ねこじゃらしが好きなので、じゃらねっこです。 毎日投稿始めます。