部屋の中
6月某日僕はカーテンが締め切られた暗い部屋で目を覚ました。時刻は午前10時、外では掃除機の音や鳥の声が聞こえた。
今日は平日、なんで僕は学校にも行かず部屋で何もせず生きているのだろうか、我ながら存在に価値を感じない。体は鉛のように重く、心はトンネルに霧がかかったように暗くモヤモヤしている。今日も何もせず遅くに起きてこんなゴミのような生活をするのか、自分のことが嫌になる。
僕は中学の時に鬱状態と言われそのまま高校に進学、入学してすぐ医者に抑鬱と診断され、自宅療養中だ、毎日が暗く何もする気が起きない。
早く死んでしまいたい。そんな気持ちが心にはずっとある。僕だって思う
「なんで僕が、鬱にならなきゃいけないんだ」
僕は小さいときから大人や、兄弟の顔色を見て育ってきた。だからといって暗い家庭だったわけではない。父親と母親は飲食店を経営していて僕は4人兄弟の末っ子だった。長男、長女、次女、僕
のような感じだ。上3人が年子で僕だけ次女と4歳離れていた。
父親はよく家に知り合いが来ると僕や、兄を呼んで挨拶をするように言った僕は正直嫌だった、だが当時の父は食事中水をこぼすだけで頭を叩いてくるような人だったのでとても逆らえなかった。そしてお客さんの前では笑顔で
「こんばんわぁー」と元気よく挨拶をした、そのおかげで年上の人との話し方やコミュニケーション力がついたと思う。だけど僕の幼少期の地獄は家に帰ってからだった。
家に帰り兄弟全員が2階の子供部屋に行くとまず僕が3対1でいじめられた。枕で頭を殴られたり蹴られたりお腹にパンチを食らわされたり、僕はまだ力もなかったので全く抵抗ができなかった。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/6/10 16:31
バナナさん
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