白金佐倉と村林由美2

 8月も終わり、9月に入ったがまだまだじとっとした空気がまとわりつく中、俺と村林さんは千葉の街中に遊びに来ていた。  きっかけは村林さんがシフト変わってくれたお礼にラーメンを奢ると言い出した事だった。  村林さんは華奢な体からはまるで想像できないが、ラーメンがかなり好きらしく仕事終わりによく食べに行っていた。  ちなみに豚骨が彼女のイチオシだ。  普段は全く食事という食事をしていないのにラーメンは胃に入るらしい。ちなみに普段はフルーツやお菓子をちまちま食べている。リスみたいでとても可愛らしい。  職場近くや家の周りにあるラーメン屋はだいたい2人で行ってしまってせっかくなら遠くに食べに行こうという事で千葉の街中にある豚骨ラーメンを食べにきていた。 「ここかな?」  不安そうな声で問いかけてくる。まあ気持ちはわかる。ネットで人気な豚骨ラーメンを調べてここまできたわけだがいかにも老舗感が強く、入っていいのかもわからない。 「まあ地図見る限りここだな。一応やってるがここでいいか?」
ねもまる
ねもまる
読書好きの料理人です。 自分の考え方、自分がどこまで小説を書けるのか温かくみまもってほしいです。 アドバイスとか批判とかどんどんおしえてください。 気軽にコメントしてくれてオッケーです!