僕の、これまでの、人生.k
僕の、これまでの、人生.k
「この話はフィクションです。」
チュンチュンチュンと、いつもの朝特有の音から始まり、僕は目を開けた。。。
目を開けたらそこには、七・八帖程(あるいはそれ以上)ある部屋のドアの近くに、小学生の頃から使っている勉強机。足元ら辺には、漫画が沢山詰まっている本棚。ふと横を見ると、テレビゲームが出来るほどの小型テレビがある。「はーっ」と、ただ息が出ただけか、意図的に出したか分からないぐらい小さな、ため息をしてベットから上半身だけを起き上がらせた。そうすると、足元にある本棚の、漫画の表紙がより一層見えるようになった。(そういや、あの漫画、まだ7完しか見てなかったな)、この漫画は、主人公が様々な怪物から沢山の人、場所を守り、色んな友情や恋に発展していく、The王道のようなバトル漫画だ。
(俺もこんなふうになれたらな)、そう考えていると、ドアの隙間から、パンのような、バターのようないい匂いがした。(さて、起きるか)、そう思い、ベッドの外へ一本踏み出すと、床はとても冷たく、体が震えた。もう五月なのに。。。それもそのはず、この辺りには、山や海しかなく、一番近いコンビニにも、車で十五分はかかる田舎。そう、田舎の朝は寒い、それにこの部屋にはカーペットが敷いておらず、木のようなデザインの床が冷たくこちらを睨んでいるのだ。ちょっと目線を前にやると暗いテレビには、冴えない中学生が映り込んでいた、母親から買ってもらった灰色のズボンをボロボロになるまで履いて。上は下着だけ。ちょっと太り気味。髪の毛はいつもの千円カット。肌はガサガサ。(いつ見ても嫌になる)「チッ」当たり所のない怒りが、ガサガサな唇から音をたてて、部屋に響かせた。「はーっ」とまたため息をし、部屋を出ようとする、すると、勉強机が目に入った、ずっと使われておらずその上には、本や学校から貰ったプリントが、ゴミのように置かれている。(…学校)、[学校]と言われる場所が彼にとって一番嫌いな場所である、かといって、サボって学校に行かない、など意気地無しの彼にはまず無理な決断であり、毎日コツコツ学校に行っている。
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(…ごちそうさま)、そう心の中でつぶやき、学校の準備を始めた、今日は月曜日。二日間の休み明けで気もち的に一番きつい日だ、(学校に行きたくないな)、そう思っていても、時間は冷たく過ぎていった、そうこうしている間に学校に行く時間となった。ここから学校までは、小さい山を一つ二つ越えなければならない、なので勿論のごとく彼はバス登校だ。家から出てちょっと歩いたところに、消防団の建物があり、そこをバス停としている。バス停に行くまでの時間も、バスを待っている時間も、一歩歩くのも足が重たかった。それだけ体が学校に行くことを拒否しているのだ。(やっとバス停に着いた)、そう思っていると、バス停の消防小屋のわきに人影があるのがわかった、少しづつ近ずいて行くと、あっちも気がついたのだろう、こちらに近ずいて来るのがわかった。
「おはよう。」
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/12/16 12:15
中二高二病
こんにちはー!皆読んでくれ!!