おじさんの正体

おじさんの正体
 これは実際に体験したお話です。 私の地元にA公園と言う大きな公園があった。 その公園は坂に面しているため、公園内にも斜面があるような公園だった。 公園内にも斜面があるため、安全のため膝下くらいの位置に木の杭が打たれロープが張られていた。  私はよく幼馴染Kと一緒に遊んでいた。その時も一緒にブランコに乗りながら他愛もない話をしていた。 その時、私がA公園に行くとよく話しかけてきてくれた優しいおじさんの後ろ姿が見えた。そのおじさんは、いつもチェックの服にGパン、白いスニーカーを履いていた。 そのおじさんが、木の階段を降りていったので、私はKに「今さ、階段の方に俺の知ってるおじさんがいたからさ、何か貰えるかもしれないからついて行かない?」と… 今考えると馬鹿なことをしたと思っているが、子供なので好奇心には勝てなかった。
ユウキ
ユウキ