ディープナイトコンビニエンス山
力の入らない脚をなんとか動かし、おれはなんとなく店内へと向かった。
ドアを開けると、動けなくなった。
須磨がこちらを見ている。おれの頭の中が筒抜けになっているような気分だ。
おれはすぐに視線を外すと、何事も無かったように歩き出した。しかし、かなり動揺しているようで、踏み出した一歩目は体重を支えきれずに膝から折れた。
靴紐を結ぶフリをして誤魔化そうとしたが、指先が震えて何もできない。
弱々しく立ち上がり、須磨を視線の外で捉える。
まだ見ている。
怪しまれるな、怪しまれるな。
それ以外考えられない。
抜けそうな腰をこらえるのがつらい。
0
閲覧数: 15
文字数: 1458
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2021/12/5 16:02
中野水
昨日、近所を歩いていると「お前、中野だよな?」そんな風に声をかけられた。なのでその晩、カツ丼を食し、空のどんぶりを外へ置いてみた。翌朝見てみると、どんぶりと蓋の間に挟まったマサシが「侍!侍!」そう連呼している。だって僕はコーラが好きなのに。
はあ?
よろしくお願いします。