【秋の手紙】

落ち葉を踏むたび、あなたのことを思い出す。 赤いマフラー、少し照れた横顔。 全部、秋の色に溶けていった。 「また来年も、ここ歩こうね」 そう言ったあなたは、春にはもういなかった。
ゆうか
ゆうか