宇宙の旅 第七話

宇宙の旅 第七話
宇宙の旅 第七話 最初の遭遇  7時間が経ち、ヴィルドームまではあと二千キロメートルほどになった。 「なぁ、デービット、ヴィルドームにいるニードロって、どんな種族なんだ?」ケビンは操縦パネルのレバーを操作しながら言った。 「ニードロは、えっと、少しの情報しか知らないけど、確か宇宙警備隊がヴィルドームにニードロの捕獲を試みたことがあってね、その時に、ニードロによって返り討ちあったらしい、他にも、ニードロは大昔に地球に来たことがあるって話だ。地球が滅亡寸前で誰かがニードロを倒したらしい、それぐらいしか知らないな、見た目も、情報がないし」デービットは宇宙図鑑をペラペラとめくりながら言い、本を閉じ、上を向き天井を見つめた。 そして、デービットたちが乗っていた宇宙船の操縦パネルの真ん中についているモニターがビッビッと音を立てながら緑色に点滅した。 「さて、そろそろ着くらしい」デービットはそう言うとカバンを持ち、操縦席に近づいた。 ケビンは操縦パネルのレバーを引き、スピードをさらにあげた。 ケビンはくるりと椅子を回しデービットの方を向いた。 「いいか、デービット、もしニードロと会っても、絶対に戦うなよ?俺は武器があるからまだ良いが、お前は武器と言える武器はないだろ」ケビンはデービットのカバンを指差しながらそう言うと、くるりと椅子を回し操縦パネルの方に向き直った。
ゆーくん
ゆーくん
宇宙の旅は長生きする。