存在の定義 第9章 招待状Ⅰ
夜会なんて、日本にいては体験出来なかっただろう。高鳴る胸に、期待と不安が同時に広がる。私たちは王に呼び出されるようなことなど何もしていない。しかも、全国王主催の夜会なんて、仲間たちの口から聞いたことがない。
「オレ宛ての手紙の内容と同じだな」
「あたしも同じだよ」
「うん、俺も。……ミユ宛のは、文末に余計な一文が書いてあるけど」
クラウは膨れてそっぽを向いてしまった。余計な一文とは、私と会えるのを楽しみにしている、という言葉だろうか。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/11/1 11:30
七宮叶歌
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