夜の幕

夜の幕
夜の幕をおろした。 どこかでオルゴールが鳴り始める。 ぽろんぽろろんと子守歌の代わりに歌うもの。 ほんものの夜の空に一番似ている天井が廻る。 月は毎日欠けて、満ちる。 ほんものの月のようにかたちは変わる。 少年はお手伝いさんに聞いた。 「これはほんもののお空?」 目を伏せて、彼女は答える。 「そうですとも。世界で一番優しい空でございますれば」
歩道橋
歩道橋
はじめまして。