宵に酔う 七話
「久しぶりだな。ひひっ!」
そう言って笑った男に見覚えがあった。
「アレン…!」
彼−アレン・マクーバー−は俺の親友とも言える人物で、メンバー以外で最も長く、いやもしかしたらメンバー以上のに付き合いのある同い年の友人だ。俺の親父とアレンの親父さんが古くからの知り合いで、俺の親父はヤクザ、アレンの親父さんはマフィアらしい。名前から分かる通り、アレンの親父さんはロシアのマフィアだ。日本に仕事で来た際、一人の女性に一目惚れして日本で活動することになったのだと。その女性が後の奥さんになる人で、漫画みたいなことが色々あったらしいが、その話はまた今度。さっき言った通りアレンの母親は日本人。そのため日本語もロシア語もペラペラだ。外見は親父さんの血を濃く継いでおり、金髪碧眼、堀は深いが整っている。そういや中学の頃はモテモテだったな。本人は興味無さそうだったけど。
「それで、なんの用だ?」
俺がそう聞くと、
「おいおい冷たいぜー?久しぶりに会ったんだからさぁー。」
「はいはい悪かった。久しぶりだなさっきは助かった、それでなんの用だ?」
「ああ用ってのはね−。」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/2/20 1:34
おさかな
高3男子です。まだ書き始めたばかりなので拙いですが、温かい目で見ていただけると幸いです。
好きなジャンルはファンタジー(ゲームが題材のもの、SF)とミステリーです。最近気づいたのですが、ヤンキーものも結構好きです。週2〜3回程度を目安に投稿しようと思います。