推す方法
近頃は、好きな作品やキャラクターを『推し』というようになった。
「推しは、推せるときに推せ」などという言葉もよく聞くようになったと思う。
この推すという行為。方法は、幾千にも及ぶと思う。
分かりやすい所で言えば、グッズの購入だったり、ライブに行くことが推すことになるだろう。
だが、これはある程度の金銭的余裕がある人しかできない。私も最近になり、多少の金銭的余裕ができたので、グッズなどを購入することも多くなった。
お金がなかったころは、推しのことをSNSで発信することはしていたが、少しばかり何とも言えない複雑な心境になっていた。
もちろんのこと、「SNSで発信するだけなんて、推すことに入っていない」なんて暴論を言うつもりはない。どれだけ小さなことでも、魅力を伝えること自体が推すという行為だろう。
それでも、グッズを並べてある棚を作ったり、ライブで楽しんでいる様子を見ると、「俺はこんなことしかできていないのに……」と劣等感を抱いてしまう。自分でできる精一杯をやっていても、それを軽々と越えられる。どれだけやっても天才に追いつけない、という現実を突きつけられる。でも、好きだし……、という思いが自分の中でくすぶる。
どれだけやっても天才に追いつけない。悲しいが、それは現実としてある。
ならば、好きなようにできるということでもあるのではないか?
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/9/14 8:26
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。
あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。
カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。