暗殺者組織のボス日記 中巻

暗殺者組織のボス日記 中巻
黒井は皮でできた席に腰を下ろし、ティーカップを手に足を組み淡々と話を始めた 「奴らの足取りはまだ掴めていない──ただ、明日の日が昇る頃つまりは5時に廃工場にて取引が行われる」 僕達は暗殺者組織ではあるが少々めんどくさい設計になっている CIELというひとつの大きな暗殺者組織から2つに分けて活動している 黒井が担当しているのは通称 ゲッケイジュ 僕、犬麿が担当しているのは通称 紅梅 ゲッケイジュは基本、裏方であり、ターゲットの受付や情報収集などをしている 紅梅はゲッケイジュから受けた情報やターゲットを元に暗殺を行う 今日殺したユダは元々ゲッケイジュであったため 黒井の前にゲッケイジュのボスであった
恐縮
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