神様の花嫁4
私と彼は連れ立って外へ出た。
どれくらい時間が経ったのだろうか。外の景色は相変わらず夜のままだった。
変化したところといえば、月が満月になり、より輝きを増したところだ。夜道にもかかわらず、ライトで照らさなくても歩けるくらいの明るさだ。
「これから、どうするんですか?川の方へ行くとは聞いてますが…。」
私は彼に疑問をぶつけた。
彼は一瞬ためらったが、言いづらそうに口を開いた。
「…一夜を共にしてほしい…。」
小さい声でいい終わると、顔を背けてしまった。
「一夜を共にするって…つまり…。」
そういうこと、なんだろうか。
1
閲覧数: 71
文字数: 1750
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/8/16 14:16
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
かづき
気ままに書いていきます!