六話目 茅野美桜 藤戸則文

六話目 茅野美桜 藤戸則文
そういえば、私以外の人格ができてよかったことがある。 それは状況ごとに切り替えられることだった。 厳密には八方美人の女の人だけなのだが、この人は世渡り上手なのもあってこの人なら外界に触れていても信頼できる。さらに記憶の共有・占有も可能なようで、八方美人さんが外にいる時は内側から見ている。最初に会う時は八方さんで会って、ある程度慣れれば私と交代して会うことも可能だ。 「藤戸さん!」 待ち合わせ場所には綺麗めなスーツスタイルを着こなす青年が立っていた。
花史(更新一旦止まります)
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