忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」

忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」
第2話「サーティ平原」 『よし、荷物はこれで揃ったか?』 セレナは、ガラに言われた通り、リュックの中を確認した。 『ええっと、地図に、クローク(毛布)に、肉の塩漬けに、小麦に、玉ねぎに、水筒に、替えの靴底に、あと杖と…マリルの特製ドリンク!』 ドロレスは、セレナの格好を見て言った。 『ガラ、セレナの格好、コット(中世のワンピース)だろ?それじゃあ旅には不向きだと思うよ。』 確かに、これから平原に、山脈、森林を越えると思うと、あまりに軽装だとガラは思った。
判虹彩
判虹彩
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