すき間商店 第四話
抄子の不安は、この急過ぎる一部始終によってかき消されていたが、マーゴの一言によって息を吹き返すことになった。
「どうしよう。センター試験で失敗したら私が私じゃなくなってしまう。」
「そんなことはないさ。君は君。穏やかに日々を過ごしていればいいのさ。
でも、そんな風には楽観的に思えないほど追い詰められているんだよね。」
マーゴの言葉に、抄子は自身の心の状態を当てられていたので驚いた。
「マーゴさん、『ことの世界』とは何か、もう少し詳しく教えてくださらない。私もあなたに正直に話すから。」
0
閲覧数: 42
文字数: 1699
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/12/26 13:09
最終編集日時: 2024/12/26 15:30
スカビオサ🪻
27歳会社員をしています。
自己表現の場として自分の作品を掲載していきたいと思います📖
少しでも感情を揺さぶれる作品を書いていきたい思います✏️