結ぶ

俺は毎日君の制服のネクタイを結んであげた  中学を卒業して高校に入学した日も  朝、君が寝坊して走って登校してきた日も  服装頭髪検査があった日も  体育や部活終わりの着替えの時も  制服で修学旅行に行った日も どんな日でも君の苦手なネクタイ結びをしてあげた 君に彼女ができたと報告された後でもネクタイ結びをしてあげた 君はいつも甘えて俺の元へ駆け寄ってきてはネクタイを俺の胸へ突き出した
柚子風呂。
柚子風呂。
ふと感じたことから物語ってます