ポニーテールちゃん

ポニーテールちゃん
 やばい、どうしよう。  窓際一番後ろの席にて、私は一人焦っていた。 「よし、じゃあ教科書の百四十八ページ開けー」  先生の声に慌てて机の中を探してみても、やっぱりない。教科書が、ない。  そんなはずは……。いや、でもたしか昨日家で勉強しようと思って机に出した後、カバンにしまった記憶がないな。  英語の先生は忘れ物に厳しいのに…。珍しく真面目に勉強していた昨日の自分が恨めしい。  あぁ、本当にどうしよう。 「どした?」  すると、隣の席で教科書を開いていたあいつが焦った私に気づいて話しかけてきた。 「もしかして、教科書ない?」
葉月
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