アネモネ 第2話
無論、私は女である。
恋愛はまだしたことがない。
誰かを好きになるという感覚はよくわかっていない。
目の前にいる女の子は同じクラスの朝霧梔乃(あさぎりしの)だ。
何度か話をしたことはある。でも、ただそれだけだ。なにか好かれることをした覚えもない。
むしろ、こんな自分を好きだと言ってくれたことに興味が湧いた。
だからかもしれない。
「あ、ごめん。気持ち悪いよね…」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/2/9 14:54
思議
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