彗星記「2」
この星は高度な文明が存在していた。
私を作った誰かもいたのだろう。私を生み出した博士は、私に名前を付けた。
ああ、私の名前、は、…
なんでもない。私の名前が記されていた方がきっと、この手記を読みやすくなると思ったのだが、遠い記憶は欠陥機械如きでは覚えていられなかったようだ。
私を作った博士は少女だった。金髪のツインテールだったことを覚えている。
ぶかぶかの白衣が危なっかしくて、いつも博士を見てヒヤヒヤしていた。今、私を作ったあの人はどこか遠い星で呼吸を続けていると良いのだが。
また感傷に浸ってしまった。この手記は、私の感傷日記ではないというのに。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/10/22 11:02
snow drop
初めまして。ボカロ、小説、アニメが好きです。(敬称略)好きな作家は望月麻衣、朝霧カフカ、佐藤真登、綾崎隼です。好きな小説は「満月珈琲店の星詠み」、「文豪ストレイドッグス」、「処刑少女の生きる道」、「死にたがりの君に贈る物語」です。
それと僕、実は学生です。相互フォローを心がけています。よろしくお願いします。