双子の思い出

目が覚めると、病院にいた。 真っ白な天井が目に映る。 「お兄…ちゃん?」 「お兄ちゃんっ!!お兄ちゃんはどこ!」 病室のドアが開いた。 「柊…真…起きたの…」 「お母さん…お母さん!!お兄ちゃんは!?」 お母さんは顔が真っ青だった。 涙をぽたぽたと流し、お見舞いの品を落としたままなこちらに近づいてきた。 「柊真…轢かれて…死んだって…あんたを庇って…」
ひう
ひう
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