死花〜検事 棗藤次〜−書き本編-最終話-⑥
「藤次…」
件の裁判から一夜明けた夕刻、真嗣は藤次のいる拘置所を訪ねた。
自分の行いで、あれだけ心を乱し傷つけたのだ。きっと会ってはくれないだろうとたかを括っていたが、思いの外すんなりと会う事を許された為、何から話して良いか狼狽していると、先に藤次が口を開く。
「そないな顔するくらいなら、何であないな事したんや。ワシはもう別に、何も思うてへん。」
「けど…そんな泣き腫らした顔見せられたら、ごめんとしか言えないよ。」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/7/7 13:38
市丸あや@死花完結!!
はじめまして。
初心者同人誌作家です。
主な出没イベントは文学フリマです。
夢は大阪進出(芸人かい)
代表作は「死花〜検事 棗藤次〜」
遅筆ですが、よろしくお願いします。
Xでは、創作情報の他に、くだらない日常、謎の萌え、ネコ画像など、無節操に垂れ流してます。
主な活動拠点はこちらですが、たまにエブリスタ等に浮気します。
感想やリクエストは、随時承っております!!
作品の2次創作も大歓迎です!
私の作品で楽しいひと時を過ごせたなら幸いです♪
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