夢見ノ朝花 〜花開く〜
「やっぱり……。でも、何で?処刑されたはずじゃ……」
眉をひそめると、リーエラは妖しい笑みを浮かべた。
焦げ茶色の外套を脱ぐと詰め襟の金ボタンを外す。
露わになったのは白い首筋の赤黒い線。よく見ると古い血痕のようだ。
「二度目はないから」
その冷ややかな声に、何故かドキリとする。
――花の神と人間。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/11/5 10:36
夜桜弦音
【よざくら おと】といいます。
主にファンタジー小説に力を入れております。
読んで頂けたら嬉しいです𓅫⸒⸒