夏が終わる

夏が終わる
「夏終わっちゃうね」 食べかけのアイスを咥えながら、彼女はしみじみとそう呟いた。 「ちょっと前に夏休みが始まったと思ったのに、もう学校とか憂鬱すぎるよ。あーあ、もうちょっと長引いてくれないかな。」 文句を垂れ、頬を膨らます彼女が可愛くて思わず俺は笑ってしまう。 そうすると案の定不服そうな彼女が、こちらを睨む。 「なに?玲央もそう思うでしょ。宿題も終わらせないとダメだしさー。」 「俺は楽しみだけどな」 彼女は呆気に取られたような表情をする。 「だってさ、俺らが恋人同士になって初めての体育祭も文化祭もあるんだぜ?」 彼女の頬がみるみる真っ赤になっていく。
実々
実々
はじめまして!実々(みみ)です。 ファンタジーも恋愛もどんなジャンルも大好きな中学生です。 小説書くの初心者なので暖かく見守ってください。