鳴らした音の行く先は 4-5

鳴らした音の行く先は 4-5
第四章五話 向き合って 「時雨!」  その声に驚く。 「颯?…なんで?」  颯はそれに答えず僕を抱きしめる。 「…なんで…だって僕…」 「俺達の大切な仲間だから。みんな待ってるよ」  僕は答えられなかった。さっきまで苦しかったはずなのに、もうこんなに心が軽い。  気がつくと目から熱いものが流れ落ちていた。それが涙だと気づくのに少し時間がかかった。
傘と長靴
傘と長靴
 自分の書いた物語を誰かと共有したいと思い始めました。  拙い文章ですが、目に留めていただけると、幸いです。