鳴らした音の行く先は 4-5
第四章五話 向き合って
「時雨!」
その声に驚く。
「颯?…なんで?」
颯はそれに答えず僕を抱きしめる。
「…なんで…だって僕…」
「俺達の大切な仲間だから。みんな待ってるよ」
僕は答えられなかった。さっきまで苦しかったはずなのに、もうこんなに心が軽い。
気がつくと目から熱いものが流れ落ちていた。それが涙だと気づくのに少し時間がかかった。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/3/20 22:32
傘と長靴
自分の書いた物語を誰かと共有したいと思い始めました。
拙い文章ですが、目に留めていただけると、幸いです。