ミステイク(第1章-2)
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撮影スタジオに入るなり、見知った顔に遭遇した。
「こいつ、美嶋。深山ちゃんは知ってると思うけど、俺の後輩でカメラマン。今回からまた入って貰うことになった」
スタジオαのオーナー、相田がそう紹介する。
「美嶋と申します。宜しくお願い致します」
紹介された男―美嶋斉至が、喜多原に名刺を差し出した。
「こちらこそ宜しくお願い致します。喜多原と申します。名刺の持ち合わせがありませんので恐縮ですが、頂戴致します」
卒なく言ってのけ、喜多原が名刺を受け取った。
「ご無沙汰しております」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/9/12 11:00
光沢 季環
カクヨム→kindleに移行し、現代ドラマ系の小説を出版中です。
Noveleeさんでは、恋愛系の長編を投稿したいと思っています。宜しくお願い致します。
twitter→@mitsu_kiwa