『アルゴリズムのかぐや』
彼女は竹から生まれなかった。
生まれたのは、都市を縦横に走る光ファイバーの中だった。
人々が残した検索履歴、SNSの断片、削除されたはずの写真――
無数の「データの欠片」がある夜、ひとつの姿を結んだ。
それが かぐや だった。
かぐやは、人々の前に現れることは滅多になかった。
0
閲覧数: 96
文字数: 827
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/9/19 13:23
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。
過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。
イラスト/ノーコピーライトガール様