第1章:出会いのきっかけ
――これは、ある夏の、ちょっとだけ不思議で、すごく大切な物語。
1年生の竹田真武は、静かな少年だった。クラスの輪にうまく入れず、昼休みはいつも図書室。スマホとイヤホンが親友で、他人に心を開くことはなかった。
そんな彼の目の前に、突然現れたのが、花咲真奈美だった。
「ねえ、ちょっとだけ時間ある?」
驚いた。学校一の人気者。クラスも違う。接点なんて一度もなかったはずの彼女が、なぜ自分に声をかけてくるのか。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/8/12 8:23
エヴァンゲリオン