言葉

僕には言われたい言葉があった。 そして自分にはその言葉を言われる価値があると思っていた。 いつかあなたからその言葉を贈られるために必死に努力した。 あなたを怒らせないように機嫌を伺う毎日。 全てにおいて少しでも良い結果を持ち帰ってきた。 あなたが気に食わないと思った時に暴力を振るわれても、 当然のように受け入れた。
幸せなまぼろし
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一冊にも一話にもならなかった零れ話を不定期更新