花の奇病. 2話
目を開けるとそこは夢の世界。
私が立っている足元は、赤くに濁った水でできていて、そこらかしこに光り輝く星々が落ちいていた。
空は、鳥が飛ぶ様子が想像できないほどに真っ白で、現実でないことを改めて理解させられる。
私は、鍵のついたネックレスを取り外して、右手に持った。
これは『夢の本屋さん』と『夢の世界』を繋ぐ鍵で、鍵穴の開いた扉が一つ、私の後ろに置かれいる。扉の周りには光の灯った無数の星が積み上がっていて、眩い光を放っている。
私は、一つだけ明かりの灯っていない星を拾い上げ、扉の鍵穴に鍵を差し込み、扉の向こう側へと進んでいった。
扉を開けたと同時にベルの音が室内に鳴り響いた。
落ち着きのある暖色の電球が、天井からいくつもぶら下がって、 辺りには本棚に収まりきらなかった本が乱雑に置かれていた。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/8/31 12:53
最終編集日時: 2025/9/5 23:08
UTR
小説を書いていますが、初心者ということもあり結構下手です。
次の投稿日もあやふやなので、すぐに投稿…とはいかないかもしれません。