花の奇病. 2話

目を開けるとそこは夢の世界。 私が立っている足元は、赤くに濁った水でできていて、そこらかしこに光り輝く星々が落ちいていた。 空は、鳥が飛ぶ様子が想像できないほどに真っ白で、現実でないことを改めて理解させられる。 私は、鍵のついたネックレスを取り外して、右手に持った。 これは『夢の本屋さん』と『夢の世界』を繋ぐ鍵で、鍵穴の開いた扉が一つ、私の後ろに置かれいる。扉の周りには光の灯った無数の星が積み上がっていて、眩い光を放っている。 私は、一つだけ明かりの灯っていない星を拾い上げ、扉の鍵穴に鍵を差し込み、扉の向こう側へと進んでいった。 扉を開けたと同時にベルの音が室内に鳴り響いた。 落ち着きのある暖色の電球が、天井からいくつもぶら下がって、 辺りには本棚に収まりきらなかった本が乱雑に置かれていた。
UTR
小説を書いていますが、初心者ということもあり結構下手です。 次の投稿日もあやふやなので、すぐに投稿…とはいかないかもしれません。