逃避行13
暫くしてから妹が起きた。
「兄にぃ、ここどこ?」妹はまだ眠気から完全に目覚めないまま僕に聞いた。
「新大阪や、とっくについたんやで。」
「え?そうなん?じゃあ、もう新幹線のるん?」
僕は黙った。まだ答えは出していなかった。
すると辻が僕を察して口を挟んだ。
「まー、とりあえず食おや、俺腹減ったわ」
と明るく言った。
「雫ちゃんはお腹減ったか?」
続けて辻がいう。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/3/13 21:23
最終編集日時: 2023/3/15 4:33
ばぶちゃん
基本連載 時々短編
文章虚偽祭り
ナポリ湾
少なめ健三郎
自然薯