『第9回N1』時計おじさん
彼女と喧嘩をした。
「あなたなんかもう知らないっ!出ていって!」
なんて言われると、どうすればいいかわからなくなって、
「あぁそうかよ。僕だって顔も見たくない!」
そう言って、勢いのまま家を出た。
玄関のドアが閉じる前にチラリと見た彼女の姿を思い出す。
肩を震わせて泣いていた。
喧嘩の発端は小さな不安からだった。
同棲を始めて2年、そろそろ結婚のプロポーズをしようとしていた今日この頃。どう言おうかとそわそわして口数が減った僕に、彼女は不安を抱いたらしい。
プロポーズしようと悩んでいたんだ!なんてこの状況で言えるはずもなく……。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/4/8 4:44
最終編集日時: 2026/4/8 4:49
花瀬 詩雨
ハナセ シウと申します。
よろしくお願いします(՞ ܸ. .ܸ՞)︎♡
アイコン ノーコピーライトガール様