蒼い天 (あおいそら)
両親の命日の日、兄とした約束の日になった。
兄は何も言わずに、ソレを差し出した。僕もまた、何も言わずにソレを受け取った。兄は優しく微笑んだ。
その合図と共にソレを兄の胸に深く刺した。兄は、
「待ってる。」
といい、倒れ込んだ。
僕は、もう何も感じなかった。やっと解放される。この息苦しい世界から。
兄の頬にそっとキスをした。そして、小声で
「お兄ちゃんありがとう。大好きだよ。今行くから。」
と、言った。
悲しくも、未練がましくもないのに涙が出てくる。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/3/15 23:36
桜琉生(さくさらるい)
中学生のSakuraです!
((推ω推))花子くん、ゲーム実況者,