(2)

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 私も皿を洗い、御手洗に行き、部屋に戻った。20分くらい部屋で休み、また照盛弥(てもろみ)荘を出た。ちょうど、髙地さんが帰ってきたので、鍵を返した。  また図書館に足を運んだ。朝と同じように司書さんに挨拶をして奥の学習スペースの端に座った。やはりみんなお昼を食べているのか、人は少なかった。  2時間程、本を借りたり課題をしたりを繰り返していると、声をかけられた。 「あの、すみません、。」 「ここ、いいかな?」  いつも様々な声を聞いて歩いている私にとっては、素敵な出会いだった。通常の声フェチより、少し曲がっている声フェチ。 「どう…ですか、? 嫌ですよね…すみません、。」
春風 ゅぃ
春風 ゅぃ
ごめんなさい、ありがとうございました。