竜と少女8

気がつけば、空は雲ひとつない。大草原に寝転んでいた。いや、正確には木のベット、に羊の毛での編んだ引き布団の上だが。暑いとも取れれば寒いとも取れるらとても気候の良い場所。その時、女の子が,ひょこりと顔を出した。 「ウィンドル様!ウィンドル様!お姫様起きたよー!すごい綺麗なの!黒い髪でぇ黒いおめめたの!ぷわり初め見た!」 「そうだねあの子はとても綺麗だから。」 しばらく耳を澄ましていたら暖簾の前に人の気配を感じた。 「寝たふりかい?今朝焼いたクッキーを持ってきたのだが。寝ているなら仕方ない、子ども達にあげようかね」 年に1回食べられるかどうかわからないクッキーの香りと、人間の姿?のウィンドルを見たみたくて、リリー飛び上がるように起きた。するとそこには薄い緑色の色の瞳と、大草原を思わせるようなサラサラとした髪。をした、青年が立っていた。
東雲しの
東雲しの
はじめして、よろしくお願いします。皆さんと仲良くしたいなと思っています。よろしくお願いします!