同じ空

 時々、一人で空を眺めたくなる時がある。  その時に見える空の顔は毎回違っていて、一度だって同じ表情を見たことがない。  この世界で同じ時に空を眺めている人はどのくらいいるのだろうか。  その人に見えている景色も、きっと僕とは全く違ったものなのだろう。  同じ空なのに、見え方が違う。  「みんな同じ空の下で繋がっている」なんていうけれど、はたしてそれは本当に同じ空だなんて言えるのだろうか。
あひなり。
あひなり。
気ままに書きます。小説というより詩が多め? Twitter→ @ahinarisan