童話の主人公 4話
「…さい…のよ…」
「早く起きなさいシンデレラ!いつまで寝てんのよ!」
「ん…」目を開けると私は見知らぬ部屋、それもかなり汚い部屋で寝ていた。ドアの外からは、知らない声の誰かがわめいていた。え、シンデレラ…? すると、頭の中に
『ここが架空の世界です。どうやら古川様はシンデレラの世界にいるようですね。ですのであなたはシンデレラを演じればいいのです。ちなみにドアの外で騒いでいる方は多分シンデレラの義母だと思われます。では私は忙しいのでここら辺で…。頑張ってください!』と、あの三田さんの声が聞こえてきた。えぇ、どうしよう…。とりあえず、まだ眠っていたいけど、身体を起こしドアを開けると、40〜50代ほどの女性が睨みつけるように私を見て、
「何時だと思っているんだい、早く支度して仕事をしなさい!」
そして、見渡すと現代の日本の家とは思えないような綺麗な家の内装だった。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/5/13 2:24
小枝
たまに投稿します。 一話一話が大体短いです。 初心者ですがよろしくお願いします!