EP7 椿の告白

EP7 椿の告白
 午後2時ごろ、俺と椿さんはコンビニでたくさん買ったおにぎりやサンドウィッチ、ジュースなどを食べている。椿さんはとてもよく食べる。コンビニに行った時からはしゃいでたからきっと食べるのが大好きなんだろうな。 「このおにぎり美味しい!何これ…梅さくら?美味しすぎるよこれ。わたしの口の中で大革命起こしてるわ。」 「大袈裟すぎるでしょ。期間限定ってなってるけど、珍しい具でもないんだから。」  そういうと椿さんは目を見開いて「そうなの!?」とグイッと詰め寄ってきた。 「はい。毎年この3、4月くらいに期間限定で販売されてるおにぎりですけど、梅と桜デンプンの丁度いいマッチで春といえばのおにぎりですよ。逆にこれを知らないって相当時代遅れですよ?椿さん流行に乗ってそうなのに意外です。」  椿さんは感心して聞いて少し不思議そうにした。 「そうなんだ。ていうか走馬、わたしそんなイケイケ風に見えてたの?」 「え…だってその黄緑のニットって最近着てる人多いし、なんな髪型もウェーブかかってて、毛先にかけて茶色くなってってるからてっきりオシャレや流行の最先端進む系の女性かと思ってましたけど。」  うんうんと頷いているが、表情はなんだか微妙に見える。 「そっか~、走馬にはわたしはそんなふうに見えてたか~」
大和滝
大和滝
函館の高校生です。 趣味で書いていますが、是非どんどんコメントとか書いていってください。フォローされたら出来るだけ返そうと思います。 アルファポリスでも同じ名前で活動しています。そっちでは現在三つ作品を出しています。是非読んでみてください