やさしい雨、残る色

視界には、淡い桃色が広がっている。 しとしとと音を立てて雨が降る。 傘越しの道は、柔らかな桜色で彩られている。 辺りに響くのは、こつこつとビニールを叩く雫と 遠くで走る自動車の音。 やさしい雨は、私をそっと包む。 その心地よさに、私は溶け込む。
夜月
夜月