砂時計を眺める

今年の春から大学生になった僕は先日、高校時代の友達と遊びに行った時に友達が「俺さ〜彼女出来たんだよね〜羨ましいだろ」と自慢げに言ってきた。「はいはい。羨ましい羨ましい。」と僕はそっけない返事をした。嬉しそうな友達の顔を思い浮かぶとなんか悔しい気持ちになる。 彼女か…僕にも高校時代はいたのにな…高校2年の夏の終わりの頃に別れてしまった。当時は僕が友達に彼女持ちを自慢して悔しがる友達を見る立場だったのに、今は立場が逆転。僕が悔しがる立場になってしまうとは…なんということだ。 「はぁ〜あ〜なんで別れちゃったのかな〜あの時…」と当時の出来事を思い出して後悔しながらベッドでゴロゴロしてたら、机に置いてある砂時計に目が行き、起き上がって砂時計を見つめて「高校時代に戻れたらいいのにな…」っとつぶやきながら何気なく10分計砂時計を逆さまにした。 ため息をつき、サーっと砂時計の砂が落ちていくのただただ眺めた。
T-トモ
T-トモ
軽度知的障害という障害を持ってます。 アニメ、漫画好きな男性です。 たまに日記書いていこうと思っています。