童話の主人公 2話
まぶたが重い。今日は確か土曜日じゃなかったか?少しだけ目を開けると、
「おはようございます」
「ひっ⁈」
そこにはおよそ20代後半の、眼鏡のかけた男の人が私の目の前にいた。誰だこの人は?おかげでさっきまでの眠気は一瞬で無くなってしまった。
「わたくし、空想実行委員の三田、と申します。」
「えぇ?ちょ、誰ですか、人の家に勝手に入らないでください!…え…あれ…ここ…どこ?」
そこは私の家ではなく、なんだか現実世界ではないような、おかしな空間だった。例えるならあの、画家のピカソの絵の中のような場所だった。というか私は昨日、池に落ちなかったか?そんな事が頭によぎる。
「古川奈々様でよろしいですか?」
「そうですけど、どうして私の名前を…」
「突然でびっくりするかと思いますが、今から全て説明をするので、安心をして下さい。」
0
閲覧数: 15
文字数: 414
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/4/1 10:32
最終編集日時: 2023/4/1 10:40
小枝
たまに投稿します。 一話一話が大体短いです。 初心者ですがよろしくお願いします!