死花〜検事 棗藤次〜−書き本編-最終話-④

「そんな…奥様、絢音さんが、検事にそんな感情を抱いていたなんて…」 「……そうかしら。私、何となく奥様の気持ち、理解できるかな。」 「えっ?」  ーーー場所は戻り、京都地方裁判所321号法廷。  真嗣が代読する絢音が藤次に宛てた遺書は、2人が心中を計画したあの月の夜と同じ内容で、傍聴席にいた佐保子が戸惑いを露わにする中、夏子は冷静に言葉を発し、視線を憔悴した藤次から外さないまま、不思議がる佐保子に言葉を放つ。
市丸あや@自給自足ヲタク
市丸あや@自給自足ヲタク
はじめまして。 初心者同人誌作家です。 主な出没イベントは文学フリマです。 夢は大阪進出(芸人かい) 代表作は「死花〜検事 棗藤次〜」 遅筆ですが、よろしくお願いします。 Xでは、創作情報の他に、くだらない日常、謎の萌え、ネコ画像など、無節操に垂れ流してます。 主な活動拠点はこちらですが、たまにエブリスタ等に浮気します。 感想やリクエストは、随時承っております!! 作品の2次創作も大歓迎です! 私の作品で楽しいひと時を過ごせたなら幸いです♪ より詳しい情報はコチラ↓↓↓ https://lit.link/neko2556