あの日峠で

あの日峠で
どこまでも続く青い空に、真っ白な入道雲が湧き上がっている。 「・・・あ、また外見てる」 隣の席から、クスクスと笑い声が聞こえた。幼馴染のハルだ。ハルは肘を立てたまま、イタズラっぽく僕を覗き込んでいる。 「だって、もう夏休みだろ」 「気が早いよ、まだ期末テストの返却終わってないじゃん」 ハルはそう言って手元のペンをクルクルと回した。 僕たちは、この田舎町で、ずっと一緒に育ってきた。山と海に囲まれ、これと言った刺激のない町。でもこの教室で過ごす何気ない時間が、いつまでも続くような気がした。 「ねえ!今年の夏は、自転車で峠まで行ってみない?」 ハルが突然顔を上げて言った。 峠はこの町の端にあり。広い太平洋を一望できる。
初めましてですね
初めましてですね
小説を投稿します、おそらく変な文になります。