大好きな貴女へ

可愛いなぁ。 最初はたったそれだけだった。それがいつしか 「好き」に変わっていた。 これは私が恋をするまで、そして気持ちを伝えるまでの話である。 その人の第一印象は「よく分からない人」だった。その人の自己紹介を聞きながら、これからこの人と1年を過ごすのか。漠然とそう思った。 その時はただそれだけだった。 進学して新しいクラスメイトや慣れない先生と共に過ごす不安の方が大きく、その環境に慣れるので精一杯だった。 そして月日は流れ1年生が終わる頃、その人の印象は可愛い人。綺麗な人。かっこいい人。そう変わった。
みお