140文字小説+α その174 「岐路に立っている」

「探偵の貴方に、探してほしい」  探偵を始めて、数年。黒服で部下を2人連れた渋い男性が、そう切り出した。  俺は、今。岐路に立っている。 「写真はありますか?」  黒服の男は、静かに写真を見せてきた。 「この子だ」  ……猫やないかい。 「名前は、みーちゃん。メスだ。見てわかるようにピンクの首輪をしている」  黒服の男は、神妙な声で話を続ける。
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。