垢嘗
『垢嘗─あかねぶり─の事』
風呂桶や風呂に溜まつた垢を嘗め喰う怪
垢とは人の煩悩を宿す滓にて 垢嘗は其を滋養とす
穢れ在る処に涌き 人を惑わす
風見家の屋敷に幾芽と云う若い使用人が勤め出した時、一人息子である晋太郎は胸をときめかせた。
十五になったばかりの内気な少年の眼には、肉付きの善い幾芽の肢体が輝いて視えたのだ。
幼い頃に母を亡くした事も幾らか関係していたのかも知れぬ。だが、彼自身の意識としては、幾芽とは魅惑の権化に他ならなかった。
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文字数: 13507
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/12/30 13:05
最終編集日時: 2025/1/11 14:16
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
積山 精々
"セキヤマ セイゼイ"
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