太陽の下で。〜月映えの晩餐side story〜

太陽の下で。〜月映えの晩餐side story〜
 我々は知らない。  あの温もりも輝かしさも。  人間たちが希望の光とする太陽というものが、我々にとっては月なのだ。  陽光を浴びればこの身が滅ぶと本能的にわかる。 「ヴァンパイア」として抱える宿世だということは重々承知だ。  だが、もし我々の存在が消えるときが訪れるならば。  その眩い光の下で、踊るように散って逝きたい。
おもち
おもち
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