守護の拳【本編】 ep38 真相-2
守護の拳【本編】 ep38 真相-2
鴉羽は少しうつむき、拳を軽く握りしめながら静かに語り始めた。
「鬼神鉄心を倒した後……琴音は鬼神会から命を狙われる立場になった。祖母も叔父も既に亡くなり、血の繋がった家族はもう俺しかいなかった。彼女はそんな俺を……訪ねてきたんだ。」
その瞳には、琴音がどれほどの思いで自分を頼ってきたか、その重みを噛みしめる感情が浮かんでいた。
「俺のことは、祖母が亡くなる前に琴音に話していたらしい。最後の望みだったんだろうな……。琴音は、自分の中で膨れ上がる孤独や恐怖を抱えながら、俺の元にたどり着いた。」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/2/19 15:11
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
鴉羽蓮司
昨年から少しずつ書き進めている小説のテーマは「武道」です。私がこれまでに学び、経験してきた少林寺拳法や武道の哲学を物語に込めています。主人公が己を磨きながら困難を乗り越える姿を描く中で、「力」と「正義」のバランスや、人とのつながりの大切さといった普遍的なテーマに挑んでいます。