Valentine present
私は彼にチョコを渡したかった。
渡したいと願った。それはバレンタインデーのニ週間前のことだ。
SNSも繋がってないし、同じクラスだけどその男の子は全然喋んなくて大人びたような人。そして、私はいつもはっちゃけててうるさくてやんちゃ。真反対な私は彼と仲良くなりたいと思った。もちろん、その「仲良くなりたい」が異性のことを「好き」という感情なのか友達として「仲良くなりたい」なのか。
−−−−自分でもよくわからない。
でも、一つ言えるのはどんな形であれ「仲良くなりたい」と思ってることに、間違いはないことだ。
バレンタイン一週間と四日前。勇気を持って教室でLINEを交換したいと彼に迫った。すると彼は頷いた。これは“いいよ”というサインだ。
その時私はめちゃめちゃ舞い上がった。その夜交換してから、毎日と言っていいほど私は彼にLINEを通じて毎夜話しかけた。彼はおとなしくて意見を言うのが苦手だから、もし私と話してて嫌だと思っても決してそれを言葉にしない。
いや、思ってない方が私的には嬉しいのだが。そして私は、すぐにバレンタインチョコをプレゼントしたいと言った。すると彼は
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2023/2/14 12:14
最終編集日時: 2023/2/14 12:19
かなみや いづき
中学3年生です
現在 低浮上
小説家に興味がある人が、どんな物語を描いてるのか知りたいです。
私は、自分の体験談や思いを描きたいと思い始めました。ぜひ読んでくれたら嬉しいです!!